他力サムガ風土巡礼の手引き

巡礼の手引き 日本語版

他力サムガ 

風土巡礼

Equine-Centered Form of Life

はじめに

人は意志や努力だけで変わる存在ではありません。

人は暮らしの中でしか変わらず、育たないからです。身体知は暮らしの中でしか育ちません。

しかし暮らしの前に、もう一つ大切な状態があります。それは「ただ共にある」という状態です。人は何かをする前に、すでに共に存在しています。

この「ただ共にある」状態から関係が生まれ、暮らしが生まれ、身体知が育ちます。

牧場という場所

牧場とは、自然と命をつなぐ境界にある場所です。そこでは自然、命、動物、人が関係の中で生きています。

牧場は自然でもなく、社会でもありません。その境界にある場所です。だからこそ命の関係が見えやすくなります。

巡礼とは何か

巡礼とは何かを学びに来る旅ではありません。それは暮らしの風土に触れる旅です。

巡礼は宗教的儀式ではありません。礼をもって巡る生き方です。巡礼では人は何かを得ようとするのではなく、その場所の暮らしに少し触れます。その触れ合いの中で関係が生まれます。

なぜ馬なのか

この巡礼の中心には馬がいます。人は言葉を使い、説明し、評価し、役割や立場を作ります。しかし馬はそれらを持っていません。

馬が感じ取るのは、距離、呼吸、緊張、動き、リズムです。馬は「誰がいるのか」ではなく、「どのような関係がそこにあるのか」を感じ取ります。

馬は人を肩書でも役割でも見ません。その人の身体、呼吸、緊張、動きそのものを感じ取ります。

だからこそ馬の前では、役割、評価、社会的地位は意味を持ちません。人は在り方そのもので関係するしかなくなります。そのとき人は自分中心の状態から離れ、関係の中で存在する状態に触れることになります。

馬は教えません。説明もしません。評価もしません。しかし関係の中で人に影響を与えます。この関係の中で身体知が育ち、共鳴が生まれます。

だからこそ、この暮らしでは馬が師匠です。

巡礼の構造

この巡礼には三つの状態があります。

風・土・種

これは役割ではありません。在り方の状態です。風が巡り、土が整え、種が育つ。この循環が他力サムガの巡礼です。

風の人

風は巡る存在です。訪れ、触れ、共鳴を残して去っていきます。

巡礼に訪れる人はすべて風です。子ども、家族、旅人、企業の人、疲れている人、すべてが風です。

土の人

土は風土を整え続ける人です。牧場では馬の暮らし、人の暮らし、場の呼吸が日々続いています。

土の人はその暮らしを守り、関係を整え、風土を維持します。土は所有しません。支配もしません。ただ風土を整え続けます。

種の人

他力サムガでは子どもを「種」と呼びます。種とはまだ芽吹いていない可能性です。子どもは未来そのものです。

他力塾

他力サムガには子どもたちの場として「他力塾」があります。他力塾は学校ではありません。

そこには教室、カリキュラム、試験、評価はありません。子どもたちは牧場の暮らしの中で馬と出会い、自然と出会い、人と出会いながら身体知を育てていきます。

これは教育サービスではありません。未来の種を育てる、風土を守る仕組みです。

風と種

この巡礼には大切な関係があります。それは「風が種を支える」という関係です。

巡礼に訪れる人は巡礼の体験をするだけではありません。その巡礼は他力塾の子どもたちを支える巡礼でもあります。

風は巡る存在であると同時に、未来を支える存在でもあります。

風土種基金

巡礼によって生まれたお金の一部は「風土種基金」に入ります。この基金は、他力塾の運営、子どもたちの活動、牧場の風土維持、未来の牧場づくりのために使われます。

巡礼によって生まれたお金は、風土を守り、種を育て、未来へと循環していきます。

巡礼の時間

巡礼の時間は決まっていません。巡礼は一日、数日、数週間、数ヶ月、数年など、さまざまな時間で行われます。

巡礼の形

風の人(個人)

日帰り巡礼:25,000円(9:0018:00

12日巡礼:50,000円(13:00~翌14:00

34日巡礼:75,000円(13:00~翌々日14:00

1ヶ月巡礼(30日):375,000

1名あたりの料金

1日追加ごとに25,000

30日以内は15日分が上限

5歳以下無料(保護者同伴)

※子ども料金なし

※宿泊はドミトリー方式

※個室・貸切相談可

※食事は込(自炊)

※税別税別

仕事の風(企業)

企業もまた風として巡礼に参加します。ここでの巡礼は研修ではありません。

企業の人々は肩書、役割、評価から少し離れ、自然、動物、暮らしの中で仕事と生き方を見つめ直します。

仕事の風は仕事を学びに来るのではありません。むしろ仕事から少し離れる巡礼です。しかしその結果として仕事の見え方が変わります。

企業の巡礼もまた未来の種を支える巡礼です。

日帰り巡礼:50,000

12日巡礼:100,000

1名料金

5名まで参加可能

1日追加50,000

※宿泊ドミトリー

※税別

企業年間巡礼

企業は一年を通して風として巡礼に参加できます。年間巡礼では、社員の巡礼参加(1日最大5名)と風土種基金への参加を通して、企業もまた風土の一部となります。

参加形態と金額は企業との関係の中で相談して決定します。

年間契約:10,000,000

内容:45日の巡礼(5名参加)を年4回実施

風の巡礼の循環

この牧場では、

自然、命、動物、

人の関係の中で風土が生まれます。

その風土の中

で風が巡り、

土が整え、

種が育ちます。

そして巡礼は風土種基金となり、

未来へ循環していきます。

この循環こそが 

他力サムガ 風土巡礼 です。

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