研修生募集

研修生の募集

他力サムガでは、研修生を募集しています。

◽️研修生制度の2つの種類

1番:研修生

2番:特別研修生

1番の研修生は、お金を支払って研修を受ける仕組みです。

金額は、1ヶ月22万円(税込)となっています。

2番の特別研修生は生活費の全てを他力サムガが負担して、かつ研修費用は無料で、研修を受けることができます。

1番と2番のどちらかを決めるのは、面接や相談などをして、決定します。

もしあなたが、心に傷を抱えていて、それが原因で、生きることに困難を抱えていて、思うように、身体が動かないなら、研修生を進めます。

もしあなたが、心に傷を抱えていて、生きることに困難を感じるけど、身体は動くなら、特別研修生を進めます。

自分がどんな状態か不明な場合は、研修生を進めます。

◽️研修の進め方

▫️徒弟制度

研修生制度は、徒弟制度から多くのエッセンスを取り入れています。

太古の昔から存在する徒弟制度から暴力性を排除した仕組みが、他力サムガ研修生度です。

師匠と弟子という関係は、他力サムガでも重要視されていますが、他の徒弟制度との決定的な違いは、師匠が馬であることです。

馬から学び、馬から見習う、そして、馬と育ち合う、そういう関係性によって、徒弟制度が生み出される仕組みになっています。

▫️暮らしを整える

徒弟制度によって学ぶべき対象がはっきりとすると、次は具体的な暮らしの方法が重要な課題として、立ち現れます。

この課題の解決は「暮らしを整える」という具体的な行動によって、実現されます。この暮らしを整える意味や意義を与えてくれるのも、師匠である、馬の存在となります。

馬にとって必要な「もの」「こと」という考えから、私たちの行動決定づけられます。このように決定付けられた、暮らしの型は、私たちに暮らしとは何か?ということを思い起こさせる力があり、そして、ゆっくりと暮らしを整える方向へと身体と心が変化していきます。

▫️命の基礎

こういった、「馬を中心とした暮らしの型」によって、私たちは、命の基礎を身につけることになります。

これがあれば、大丈夫

全てを失っても大丈夫

ひどく差別されても大丈夫

ひどく傷ついても大丈夫

これがあれば、大丈夫


研修生とはどのような生き方なのか

研修生は、徒弟制度を基本とした取り組みです。
それで、師匠は僕ということになります。
師匠といっても僕が皆さんを手取り足とり日常的に指導したりすることはしないです。
僕の師匠としての役割は、皆さんが学習するために必要な場を整備すること、学習のチャンスを生み出す手伝いをすることが、僕にできることの全部です。
なので、師匠感がめっちゃ少ない師匠です。だから、僕は師匠ではくなファシリテーターです。では師匠は誰か?
それは馬です。

そして、この特別研修生の目的は、世界を変える力を得ること、生きることに困難を感じている人を支援できる人になること。
これが、ミッションです。
もちろん、このミッションを達成するためには、馬が必須ですので、馬と生きる力をつけることが前提となります。

この、ミッションを忘れてはいけません。
そして、このミッションに共感できない人は、特別研修生にはなれません。
有料の研修生ならこのミッションを理解してなくても、参加できますが、やっぱり最後のゴールは、このミッションへ向かうことであり、研修生から特別研修生にステップアップすることを目指します。

このミッションを実現して行くために、馬との暮らしを構築する力が必要です。
これは、単に馬に上手に乗れるということでは全くないです。
馬に上手に乗れるが、上記ミッションとは無関係に生きている人はたくさんいます。というか、ほとんどがそう言う人ですね。
この人たちと僕たちは、学習の方向が異なっています。
方向が違うだけで、悪いわけではないです。

もちろん、馬に上手に乗れるように努力することは大事ですが、それが目的ではないことをしっかりと認識する必要があります。
では、本当の目的はなにか?

それは、いついかなる状態になろうとも、馬の暮らしをマネジメントできることです。これが本当に目指すべきポイントになります。
このことができるようになれば、上記ミッションも達成できます。
この「馬の暮らし」というのが大きなポイントです。
単に人が暮らすのではダメです、馬の暮らしと人の暮らしを、マネジメントできなくてはなりません。

そのために必要な技術は

1、コミュニケーションが上手に出来ること
2、観るもの、聴くものを、味わうものを楽しみ、自らそれを生み出すこと。
3、離れた存在に影響を及ぼす力を持つこと
4、馬を上手に操れること
5、本を読み、考え、書くことによって表現すること
6、お金を計算したり、設計図を書いたり、必要な量を導き出したりすること。
7、弱さに対する感受性を持つこと

この7つになります。
この7つがあれば、私たちは、馬の暮らしをマネジメントすることが可能になります。

そして、特別研修生は、この7つを学習する時間です。
この学習の場を提供するのが僕の役目です。
最低でも、3年から5年は特別研修生という、学習に対するアプローチが優遇されている状態でいることがとても大事だと思います。この時間で、初級編から次のステップに行けるなら、本当に素晴らしいと思います。

これの実現には、長い年月が必要です。
特別研修生からスタッフになるというプロセスがありますが、それは、
スタッフになった人が、上の7芸を達成してことを意味していません。

この事は、研修生制度の根幹を担っているので、ぜひ、皆さん考えてください。
そして、確実に言えることは、研修生としての学習は必ず、自らを助ける大きな糧となり(命の基礎)、自らと他者がともに成長するような世界へと近づけます。
これは、確実です。

ぜひ、皆さんの学習に誇りを持ってください。
もし、誇りを持てないならば、それは、まだ努力がたりてないです。
ここは努力していいポイントです。
馬と牧場の暮らしは、それほど素晴らしいものなのです。


研修生の学習について

他力サムガ研修生制度には、研修生と特別研修生の二つがあります。
二つの仕組みは料金体系などはだいぶ違うのですが、基本的には部分は同じです。
今回はこの基本的な部分に関して書いておきたいと思います。

1、研修生は徒弟制度である。
徒弟制度には、師匠がいます、人間として師匠は僕ですが、本当は馬が師匠です。ただ、馬だけの師匠だと色々と現実的な問題があるので、師匠(馬)の代弁者としてより太がいます。
他力サムガの徒弟制度は馬が師匠なので、この師匠から学びます。
そして、この馬が師匠という状態は、最高の学習が出来る状態です。

2、最高の学習を生み出す、最高の師匠とは
最高の師匠の条件は下記です。
・説明しない
・相談に乗らない
・支持しないが支配する
・見返りを求めない
・執着しない、されない

3、馬が師匠である
ここはとても重要です。
牧場には牧場長がいて、牧場のマネジメントを実施していますが、この事実と、馬が師匠であることは矛盾しません。二つは異なることであり、両方とも大事なことになります。
ただ、最後の最後の、よりどころは常に馬であることを忘れてはいけません。
人は、間違え、固執し、歪むものです。それが人間です。
馬はそれがないので、本当に素晴らしい存在です。

4、受動的な暮らし
まずは、受動的な暮らしから始まります。
どんな作業をして、どんな時間で動き、何をするのかは、全て、馬が決めてそれを自動的に、実行します。
大抵は、牧場長が馬の言葉を翻訳して、このやるべきことを含む構造を作るはずです。この構造は馬の声を聞くことができる人が作ることができます。初めは牧場長が作りますが、だんだんと自ら可能となります。
これを圧倒的な他者による支配と呼びます。
支配の中で全てが始まります。
この段階の人は、まだ馬の支配の意味が聴こえて来ませんので、人間がこの支配構造を作ります。

5、圧倒的な他者(馬)による支配構造をルーティンワークと呼びます。
この段階でのルーティンワークはセラピー効果も高く、重要な段階です。
しかし、この段階が、とにかく現代社会で育った人には苦痛です。説明も意味もない、支配によって生まれるルーティンワークを受け入れる力が生まれるのを待ちます。そこがなければ次にステップが登場しません。
この段階がとにかく勝負の段階です。大抵の人はこの段階で、やめてしまいます。
しかし、この段階を乗り越えと何も生まれないのです・・・・

6、ルーティンワークの中の創造
圧倒的な他者によるルーティンワークを展開していくと、創造の種が生まれます。
この創造の種は、ルーティンワークを栄養にして、ルーティンワーク自体を変化させます。
これは、心の成長や身体の成長ともリンクしています。
このだんかいに到達すれば、自動的に人は育ち始めます。

7、創造的な思考との身体の段階
この段階では、成長のスピードがさらに早くなります。
想像もしていなかった事が、実現し始めるのもこの段階です。

8、必要とされる段階
この段階になると、あなたは誰かに必要とされています。
あなたが必要とされたなら、あなたはやっと自分の学習を振り返り、望む人に提供できるような場を作る必要があります。
そして自分には何一つ教える事ができないことを忘れずに、良きファシリテーターとなり新しき人々が育つ姿を眺めることになります。

これが他力サムガの研修制度です。